焼肉屋はとにかく設備投資が大きい!!
焼き肉屋は飲食店のなかでも、オープンにあたっての初期費用が多くなるお店です。まず、全席に肉を焼くための設備を用意しなくてはいけません。コンロを使うにしても炭火を使うにしても、そのための設備付のテーブルを前席用意する必要があるのです。
さらに、焼肉の煙を苦手とするお客様も多く、煙を吸い込むための機器を取り付けるとなるとさらにコストはかかります。焼き肉屋はテーブルで焼く肉や野菜の提供だけではなく、ビビンバやクッパなど調理してから提供するメニューもありますので、厨房もきちんとした業務用のものが必要です。肉を保存しておくという点から、冷蔵庫はより大きいものを用意することになります。他にも、飲み物の提供のためにビールサーバーなども用意します。業務用の焼肉テーブルは中古でも購入できますが、それでもひとつ10万円前後が相場です。
また、中古ですと数を揃えるのがやや大変ということもあります。元々焼き肉屋をやっていた居抜き物件でしたら、こうした設備がほとんど揃っていますし、全て揃っていなくても足りないものだけあらためて用意すればいいので、大幅な初期費用削減につながります。居抜き物件の方が敷金や礼金が高いことが多いのですが、トータルで計算すると最初から全て揃えるより安く済むことがほとんどです。初期費用を抑えるために、居抜き物件は選択肢のひとつに是非入れておきたいものです。